交代で休もう

「交代で休もう」というタイトルで本を出版したい、と思っていました。

僕は外資系4社(米米英独)で計34年半働き、世界中の人の働き方休み方を見ました。

日本人と対極にあるのが今働いている本社のドイツをはじめとするヨーロッパの人、彼ら彼女らは休み方が上手です。ある意味これは自分にとっても都合が良いのですが、10年くらい前から僕は外国人上司の下ほぼ”一人で”働いている環境のため、代わりに仕事をする人がいません。なので、なかなか「よだれを垂らすほどリラックスして休む」ことができません。とはいえ、この34年間お付き合いしている日本のお客様と比較すると、随分休みを取りやすい環境にある幸せ者です。

日本の社会は「所与性」がまだまだ支配しているように感じます。「所与性」とは、変化を嫌い、現状を良しとする考え方や性質の事です。この性質は、「僕は働いているのにあの人は休んでいる」との、日本人に多くみられる理不尽な嫉妬に通じます。なので皆一緒に休むので、繁忙期の年末年始・ゴールデンウイーク・お盆休み時期は、どこもかしこも混雑します。

なので僕は声を大にして言いたい。

交代で休もう。

僕は9月に10日間の休暇を取ります。

理哉 藤野

2浪1留の末慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、一貫して外資系化学・医農動物薬受託企業日本法人でセールスエンジニアのキャリアを積む。

大学新卒で勤務した米系1社目、勤続18年余りで退職勧奨を受け、不本意ながら44歳で辞職。米系2社目に転職すると同時に「自身を磨き上げる」目的を行動に移す。ヘッドハントされて50歳から英系3社目に転職。販売困難な特殊技術を売る「最後の砦」のセールスエンジニアとして悪戦苦闘するも、2年後にポジションクローズを言い渡され(人生二度目の退職勧奨)、52歳の高齢で余儀なくされた転職活動を経て現在ドイツ系4社目に勤務。明確な目標を達成するため意欲的・刺激的な毎日を過ごす。

深く考える・読書・さまざまな自己啓発・趣味を通じて自身で構築したノウハウを礎に、3度の転職ですべて満足度と収入両方のアップを勝ち取る。1社目入社直後に受けたTOEICは430点。以後アウトプットを中心とした方法で「伝える英語」を習得、現在は業務英語を自在に操る。

宇都宮市の自宅から東京までの新幹線通勤歴27年、乗車総距離は地球40周に相当する。趣味は献血(339回)とランニング、フルマラソン完走31回(ベストタイム2時間58分31秒)。

千代田トーストマスターズ所属11年    

2022年ディストリクト76英語スピーチコンテストファイナリスト

国家資格キャリアコンサルタント

https://www.masafujino.com
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てっちゃん