交代で休もう
「交代で休もう」というタイトルで本を出版したい、と思っていました。
僕は外資系4社(米米英独)で計34年半働き、世界中の人の働き方休み方を見ました。
日本人と対極にあるのが今働いている本社のドイツをはじめとするヨーロッパの人、彼ら彼女らは休み方が上手です。ある意味これは自分にとっても都合が良いのですが、10年くらい前から僕は外国人上司の下ほぼ”一人で”働いている環境のため、代わりに仕事をする人がいません。なので、なかなか「よだれを垂らすほどリラックスして休む」ことができません。とはいえ、この34年間お付き合いしている日本のお客様と比較すると、随分休みを取りやすい環境にある幸せ者です。
日本の社会は「所与性」がまだまだ支配しているように感じます。「所与性」とは、変化を嫌い、現状を良しとする考え方や性質の事です。この性質は、「僕は働いているのにあの人は休んでいる」との、日本人に多くみられる理不尽な嫉妬に通じます。なので皆一緒に休むので、繁忙期の年末年始・ゴールデンウイーク・お盆休み時期は、どこもかしこも混雑します。
なので僕は声を大にして言いたい。
交代で休もう。
僕は9月に10日間の休暇を取ります。