ゲミュートリヒ
ドイツ語で「心地よい」を意味します。
この方の本を読んで感化された考えです。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RTDZDU4SKDX3Z/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8
昨日娘に誘われて入ったインテリアショップ、アンティークなもの地場のものどれも素敵な品ぞろえで目移りしました。
なかでも気に入ったのは、写真の絵。
“ピン”と閃きました、「自分の書斎のあそこに貼ろう」と。
帰宅して早速DIY。毎日過ごす場所をお気に入りのもので満たのは、精神衛生上とても良いと思います。
肩たたきに対する建設的な対処法 ⑤事実・データで交渉する
例えばこんなデータがあったとしましょう。「○歳の人が失業して次の仕事を見つけるまでの平均期間は○か月」、僕が最初に失業した時の当時の年齢にあてはめると、確か7か月程度だったと思います。その7か月にかかる生活費vs会社が提示した割増退職金 を比較して前者が圧倒的に大きい場合、僕なら相手の目を逸らさずに見つめ、「退職金の○円上積みを要求します」とキッパリ言います。
本件に限りませんが、交渉で大切な事は、落ち着いてゆっくり話し、その落ち着きで相手に威圧感を与える事。「コイツ、動揺しないのか?」という表情を相手がすればしめたものです。
以上、5回にわたって書いた肩たたき(退職勧奨)に合った場合の交渉術ですが、概念的な部分はすべての交渉でも使えます。二度の退職勧奨を経て、相手にとって僕もさぞかし厄介な交渉相手になった事でしょう。あなたが次に得る新しい職場でも、社内外で交渉する場面がきっとあるでしょう。そこに是非役立てて下さい。
肩たたきに対する建設的な対処法 ④その組織に残る事は考えない
あなたは肩たたき(退職勧奨)を受けました。
弁護士を立てて徹底的に争う、などという考えは捨てましょう。よく考えて下さい。それでもしあなたが勝って、今の組織で前向きに楽しく仕事ができるでしょうか。あなたを追い出そうとした組織で。
それに、争ってもあなたはまず勝てません。断言します、争うだけ無駄です。「その組織に残る」事を目指して争うのではなく、「退職勧奨は受ける、しかしできるだけ有利な条件を手にする」ために争いましょう。どんな条件か、は次の項に書きます。
直接”会う”事で得られるもの
コロナ禍でいったん中断し再会されたものの一つに、直接”会う”事が挙げられます。
Zoomなどのオンラインで済んだ会議や打ち合わせが、Face to faceに回帰しつつあります。
これは僕の生活にも公私ともにあてはまり、
“公”では、来客あるいは顧客訪問が
“私”では、トーストマスターズクラブや研修勉強会の類も
直接誰かに会って、になりました。
僕は、あるいはあなたは、直接の・あるいはバーチャルなコミュニケーションのどちらが得意でしょうか。
直接”会う”事で得られるもの、の恩恵は図り知れません。
会う人の顔色ニュアンス・熱量などコンテクストもそうですし、「あなたに会いたいから来ました」の決めゼリフを使う事もできます。
来週はそんな場面がありそうです。楽しみです。
肩たたきに対する建設的な対処法 ③家族友人知人には相談する
肩たたき(退職勧奨)を受けたら、一人で抱え込んでは絶対にいけません。あなたの味方である家族や友人、知人に相談しましょう。
知己に弁護士の人がいればその人に相談するのも良し。肩たたきを受けたあなたは多かれ少なかれ動揺し視野狭窄に陥っています。結論を急がず、いろんな人に相談し、よく寝てよく考えましょう。
プライドはかなぐり捨てなければなりません。家族に切り出しにくい人もいるでしょう。動揺した家族が取り乱す事もあるでしょう。しかし、今や失業は「当たり前」の事です。
肩たたきに対する建設的な対処法 ②泣き寝入りしない
退職勧奨を受けると、具体的な条件提示があるでしょう。
しかし、それをそのまま受ける事は絶対にしてはいけません、相手の思うツボです。人事がからむ相手は、人員削減の期限を意識します。「いつまでに何人」退職同意書に署名させるか、の明確な目標を持って交渉して来ます。
退職勧奨を受けた後は、交渉です。相手に労力時間を使わせましょう。少しでもあなたが有利な条件で退職できるよう、最初に提示された条件を飲む「泣き寝入り」は絶対にしてはいけません。
肩たたきに対する建設的な対処法 ①落ち着いて対処する
僕が自身のビジネスで提供しているサービスは、「外資系に入るため」のキャリアコンサルティングや職務経歴書の添削作成です。
これはいわば、一部の人にとっては”憧れ”である外資系に入ってもらうためのお手伝いなのですが、同時に外資系企業は成果主義でとても厳しいです。「あなた、会社をやめて下さい」と突然言われる事もあります。
このような”肩たたき”にはどう対処すべきか。僕の2度の経験から導き出したTipsを5回に分けてご紹介します。
①落ち着いて対処する
最も良くないのは、取り乱す事です。泣きだす、わめく、土下座する。このような事をしてもあなたは今の組織に残れませんし、自信を貶めるだけです。肩を叩かれた事実を冷静に受け止め、安易な行動は慎みましょう。
そして相手は交渉のプロ、場合によっては弁護士も立ててきます。それに対してこちらは一個人。提案に対する回答を急かす、など相手はいろいろなテクニックを駆使して来るでしょうが、落ち着いて対処しましょう。
リーダーの仕事 4 of 4 “伝える”
リーダーの仕事 4つ目は”伝える”です。
リーダーの意志がフォロワー・チームメンバーに伝わる事がゴールです。手段は口頭・メールなど何でも構いませんが、リーダーを含むチームメンバー全員が一枚岩になる、仮にそうなっていなければ、リーダーは”伝える“仕事を徹底する必要があります。
巷のいざこざで、よく「私は言ったよね」「いえ、僕は聞いてないよ」なんてやりとりがあります。この場合、前者の意志が後者に伝わっていない事になります。
「コミュニケーションは受け手が決める」との大原則があります。ハラスメントも、そうだったからそうでないか、は決めるのはすべて受け手で、送り手が「ハラスメントのつもりはなかった」といくら言っても無効です。
これと同じで、「伝わったかどうか」はすべてコミュニケーションの受け手が判断します。なので、送り手は「伝わっていないかも」と思ったら、すかさず再度伝えるべきです。
よくよく考えると、この”伝える”はリーダーだけでなく、人間すべてに必要です。
僕も、夫婦喧嘩にならないように自分の意志はしっかりカミさんに伝えよう 笑
皆さんはいかがですか?
リーダーの仕事 3 of 4 “先頭を走る”
リーダーの仕事その3は、「先頭を走る」です。
先頭を走る訳ですから、フォロワー・チームメンバーと一緒に走ります。
そして、僕はランニングをするのでよくわかるのですが、”先頭”を走るのは、それについて走るよりも負荷が大きいです。しんどいです。
マラソンではペースメーカーがいてそれについて走る例もありますし、キプチョゲが非公式にマラソンで2時間切りをした時にも、彼を引っ張った先頭のランナーは交代で走っていました。
部下に指示するのみで自分は活動しない、そんなリーダーはこの「先頭を走る」資質に欠けている、と言えます。僕が嫌いだった上司にもそんな人が昔いました。
僕は趣味のランニングをほぼ一人でこなすので、この「先頭を走る」意識をランニングを通じて醸成するのに適しています。昨日は30kmを走りました。
皆さんはいかがですか?
リーダーの仕事 2 of 4 “目標を掲げる”
リーダーの仕事その2は、「目標を掲げる」です。
「掲げる」ので、いつも目につくようにしておくのが理想です。
そして、その目標はできればメンバーがワクワクするものだと申し分ないです。
楽して達成できる”易し過ぎる”ものでも、どう転んでも達成できない”難し過ぎる”ものでも、メンバーのやる気は削がれます。背伸びして、頑張って、やっとこさ達成できそうな目標が良いでしょう。
僕は、4年半前に”フルマラソンのサブスリー(3時間切り)”の大目標を達成しました。
業務ではいろいろな目標があるのですが、達成できたりできなかったり。SMART(Specific, Measurable, Achievable, Realistic, Time-bound)でないので考課者のボスと意見見解に齟齬が出る、なんて事もありますが、余程の事がない限りあーだこーだ言わない、目標を自分なりに咀嚼して冷静に仕事に向き合う、をモットーにしています。
皆さんはいかがですか?
リーダーの仕事 1 of 4 “決める”
自著にも書いた事ですが、リーダーには4つのタスクがあります。
これはある方の書籍から学んで強烈に腹落ちしたので、いつも心に留めています。
4つあるうち、僕が四六時中意識している事は「決める」事です。「悩まない、ペンディングにしない」と言い換えても良いです。
いろいろな理由をつけて「決める」事を避ける人は公私ともに僕の周りにあふれています。僕が「決める」事を意識し出してからそのような人を見るとイライラしたものですが、今では慣れました。そういう人もいるのだな、と。
「今決めない、いつまでに〇がハッキリしたら決める」これも「決める」の一類型です。
最後に、「僕は(私は)リーダーではないから関係ない」と思ったそこのあなた。
あなたは、あなたの人生のリーダーです。
せっかちな日本人 のんびりした欧州人
どちらが良い悪い、ではありません。たくさんの人と接し、話し、更に最近欧州を旅して感じた事です。
例えば、現代のビジネスでは不可欠なツールとなったEメール。最近日本のあるお客様からこんなメールを受け取りました。
「添付ファイルに捺印してPDFを明日の午前中までにメール返信下さい」
このメールを受け取ったのは僕の非稼働日。翌日は”たまたま”稼働日で、且つ”たまたま”出社日で朝このメールに気が付き、会社のプリンタで文書を印刷・捺印・スキャンし、事なきを得ました。はうえばぁ…
仮にお客様指定の期限を数日過ぎても問題にはならなそうで、しかも金額的にインパクトの少ない案件。「せっかちなお客様だな」と思いました。
欧州では、休暇で数週間担当者が不在になるのはあたり前。上述のようなリクエストがあっても、気が付いて対応したのは1か月後、なんてのもザラです。
僕を8年前に採用してくれたドイツ人上司の口癖は「Let’s wait and see」です。のんびりしている、とも言えますし、肝が据わっている、との見方もできます。
言葉が通じない国
ポーランドでは英語が通じない場面や、英語の案内がない場面が多々ありました。
今日でくわした二つの場面を振り返ります。
フライトが18時過ぎだったので、10時にチェックアウトした後駅のコインロッカーにキャリーケースを預けました。ポーランド語の表記のみで、英語やドイツ語はありませんでした。こちらは事なきを得ました。
街の中央駅から空港までの電車は、切符を買って乗り込みました...と思っていたのは勘違いで、社内検札の車掌に切符を見せたら、どうやらきちんと買えていなかったよう。これもポーランド語の表記のみでした。社内で買い直した切符の価格は25ズローチで、駅での価格より5ズローチ高い。無賃乗車で罰金を取られなかっただけよしとしよう。
どちらもロッカーや券売機にiPhoneをかざして翻訳ソフトを働かせれば、たぶん切り抜けられたのでしょう。でも、どうしてかそうはしたくなかったです。