子育てのルール

僕には27歳の一人娘がいます。

 

彼女が小学生の頃、僕は極めて”ウザイ”父親でした。

勉強しろ、口うるさい、DV。警察やいじめSOSに通報されるレベルでした。

 

彼女は14歳の時、血液疾患系の難病にかかり4カ月入院しました。退院した後も後遺症が残り学校でいじめにも遭い、それはそれは強烈な思春期でした。

高校1年の時は母娘で文化祭の日程を僕に内緒にし、朝ランでたまたま学校の横を通った僕がそれを知り問い詰めると、「父ちゃんに来て欲しくないから教えなかった」なんて事もありました。それほど僕は彼女から忌避されていました。

 

そんな訳で彼女がローティーンの頃からまっとうなコミュニケーションは成り立っていなかったのですが、それでも僕が毎日呪文のように彼女に言っていた学習の”ルール”があります。

 

① 字をていねいに書く

② 声に出して字を読む

 

①は”ていねいに”が僕のこだわりです。「僕の私の字は下手だから」とう言い訳が聞こえてきそうですが、上手下手は問題ではありません。心をこめてていねいに書く、です。

②は”声に出して”を口酸っぱく言い続けました。これが奏功し、彼女は声を出すことを生業とする仕事に就きました。

 

これが僕の”子育てのルール”でした。

理哉 藤野

2浪1留の末慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、一貫して外資系化学・医農動物薬受託企業日本法人でセールスエンジニアのキャリアを積む。

大学新卒で勤務した米系1社目、勤続18年余りで退職勧奨を受け、不本意ながら44歳で辞職。米系2社目に転職すると同時に「自身を磨き上げる」目的を行動に移す。ヘッドハントされて50歳から英系3社目に転職。販売困難な特殊技術を売る「最後の砦」のセールスエンジニアとして悪戦苦闘するも、2年後にポジションクローズを言い渡され(人生二度目の退職勧奨)、52歳の高齢で余儀なくされた転職活動を経て現在ドイツ系4社目に勤務。明確な目標を達成するため意欲的・刺激的な毎日を過ごす。

深く考える・読書・さまざまな自己啓発・趣味を通じて自身で構築したノウハウを礎に、3度の転職ですべて満足度と収入両方のアップを勝ち取る。1社目入社直後に受けたTOEICは430点。以後アウトプットを中心とした方法で「伝える英語」を習得、現在は業務英語を自在に操る。

宇都宮市の自宅から東京までの新幹線通勤歴27年、乗車総距離は地球40周に相当する。趣味は献血(339回)とランニング、フルマラソン完走31回(ベストタイム2時間58分31秒)。

千代田トーストマスターズ所属11年    

2022年ディストリクト76英語スピーチコンテストファイナリスト

国家資格キャリアコンサルタント

https://www.masafujino.com
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