肩たたきに対する建設的な対処法 ⑤事実・データで交渉する
例えばこんなデータがあったとしましょう。「○歳の人が失業して次の仕事を見つけるまでの平均期間は○か月」、僕が最初に失業した時の当時の年齢にあてはめると、確か7か月程度だったと思います。その7か月にかかる生活費vs会社が提示した割増退職金 を比較して前者が圧倒的に大きい場合、僕なら相手の目を逸らさずに見つめ、「退職金の○円上積みを要求します」とキッパリ言います。
本件に限りませんが、交渉で大切な事は、落ち着いてゆっくり話し、その落ち着きで相手に威圧感を与える事。「コイツ、動揺しないのか?」という表情を相手がすればしめたものです。
以上、5回にわたって書いた肩たたき(退職勧奨)に合った場合の交渉術ですが、概念的な部分はすべての交渉でも使えます。二度の退職勧奨を経て、相手にとって僕もさぞかし厄介な交渉相手になった事でしょう。あなたが次に得る新しい職場でも、社内外で交渉する場面がきっとあるでしょう。そこに是非役立てて下さい。