「いもや」の天丼ルール

20年近く前、神保町近くのオフィスに通っていた頃の事です。

「いもや」という天丼屋がありました。スタンダードで一番リーズナブルな天丼並盛の価格は、確か500円。これ、ご飯並盛の価格です。

当時の僕は並盛だと食べ足りない、大盛だと食べ過ぎ、だと感じたので、ご飯はいつも”中盛”を注文していました。それぞれの価格は、

並盛500円

中盛550円

大盛550円。

確か店内にその価格表示はなかった、と思います(記憶違いでしたらごめんなさい)。

 

中盛天丼をいただいて「ごちそうさま」と言って立ち上がる僕。

店員は僕が食べた丼を眺め「500円」と。あれ?並盛と間違えたのかな、と思いました、最初は。

その後、何度行っても僕の中盛天丼の支払は500円。でも、550円払っている人もいたようです。

 

...どうしてだろう?

 

数か月後、謎が解けました。

ご飯粒を一つでも残すと550円。残さず食べると500円。

 

先日久しぶりに近くを通りましたが、この天丼「いもや」はなくなっていました。

理哉 藤野

2浪1留の末慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、一貫して外資系化学・医農動物薬受託企業日本法人でセールスエンジニアのキャリアを積む。

大学新卒で勤務した米系1社目、勤続18年余りで退職勧奨を受け、不本意ながら44歳で辞職。米系2社目に転職すると同時に「自身を磨き上げる」目的を行動に移す。ヘッドハントされて50歳から英系3社目に転職。販売困難な特殊技術を売る「最後の砦」のセールスエンジニアとして悪戦苦闘するも、2年後にポジションクローズを言い渡され(人生二度目の退職勧奨)、52歳の高齢で余儀なくされた転職活動を経て現在ドイツ系4社目に勤務。明確な目標を達成するため意欲的・刺激的な毎日を過ごす。

深く考える・読書・さまざまな自己啓発・趣味を通じて自身で構築したノウハウを礎に、3度の転職ですべて満足度と収入両方のアップを勝ち取る。1社目入社直後に受けたTOEICは430点。以後アウトプットを中心とした方法で「伝える英語」を習得、現在は業務英語を自在に操る。

宇都宮市の自宅から東京までの新幹線通勤歴27年、乗車総距離は地球40周に相当する。趣味は献血(339回)とランニング、フルマラソン完走31回(ベストタイム2時間58分31秒)。

千代田トーストマスターズ所属11年    

2022年ディストリクト76英語スピーチコンテストファイナリスト

国家資格キャリアコンサルタント

https://www.masafujino.com
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