Vocaburary
一昨日からたくさんの子供に接しています。
内気な子、外交的な子、いろんな子がいますが、中でも驚かされるのは皆の持っているVocaburaryの豊富さです。
ネットや本でたくさんの情報を仕入れているのでしょう。
我々大人の役割は、そのVocaburaryをいかに適切に使えば効果的なコミュニケーションができるか、を教える事でしょう。
飛行機は苦手…でした
僕は出張が大好きです。
新幹線でも飛行機でも。海外出張はワクワクします。
若かりし頃、飛行機は苦手でした。あの鉄の塊が空を飛ぶなんて信じられない。
離陸するときのあの気味悪い感覚。生きた心地がしませんでした。
でも、いつの間にか苦手を克服しました。不思議です。
僕は機内でもよく寝ます。娘のように「機内では一睡もできない」という人を気の毒に思います。
でも、あの窓のないトイレだけは未だに苦手です。
レジリエンスの鍛え方
レジリエンス
という言葉、30年前にはまったく耳にしませんでしたね。
僕にこれがあるかないか、はたぶん人様が決める事なのでコメントは控えます。
ただ、
この言葉を「思い通りにいかない事が多い世の中で自分がどうふるまうか」と置き換えて考えると、これを鍛える方法を僕は一つだけ知っています。
ランニングです。
心の安定を保つ
過度に反応しない
落ち着いて行動する
そのような統計があれば是非知りたいのですが、ランニングを習慣化していてうつ病になる人はとても少ないのではないでしょうか。
Eメール
日々仕事をするなかで、僕が一つ気に留めている事があります。
それは、「受け取ったEメールに何分後(何時間後・何日後)に反応・返信するか」です。
人によっても違いますが、国によっても違います。
日本人は概して早いです。若い人は早い人が多いように思います。
顧客からのEメールには24時間以内にいったん返信せよ、などと書いてあるビジネス書もあるようです。
過去にこんな事がありました。
受け取ったEメールに違和感を感じて数日放置していたら「藤野さん、返事なしですか」と返信を催促するメールが来ました。これを受け取って、この人に対する不信感が確たるものになりました。
何かの反応が欲しければ電話をくれれば良いのにな、と僕は思います。Eメールで催促するのでなく。
ラポール(信頼関係)が構築されていない顧客から、「~して下さい、期限は〇〇」とのEメールを受け取る事もあります。送信者が見ず知らずの人だと、僕はたまに無視します。
Eメールは便利な半面、使い方に気をつけたいツールです。
Bad newsは最初に”声”で
昨日はある案件でBad newsを知りました。
こんな時、これを伝える方法はどうするか。僕は自身の経験を通して決めている事があります。それは…
Bad newsは最初に”声”で
です。つまりは、いきなりBad newsのメールは送りません。必ず、伝える人に面と向かってか電話で話してからメールします。
Bad newsをメールで受け取るのはショッキングです。インパクトが大きいです。
電話でもいいから「大変申し訳ありませんが」「悪いお知らせなのですが」とお断りしたうえで伝達し、その後メールします。
このブログを読んで下さっている皆さんは、どうですか?
自分の出来る事に集中する
自分の出来る事に集中する。
意訳すると「自分がコントロールできない事には関わらない」とも言えます。
こう思うに至ったのは、一昨日の参議院選挙で大敗した自由民主党の石破茂党首が続投宣言した事を受けて取材された野党各党首のコメントの違いです。
石破氏に否定的な事を言った人がいた他方で、上述のニュアンスに近いコメントをしたある党首がいて、「へぇ」と思いました。正直、この方を見直しました。
僕の政治に対する興味の深度は人並みだと思いますが、友人知人で政治家になった人や選挙に立候補した人が何人かいるので、彼ら彼女らを見るとやは政治に対する興味の度合いが深まります。
とはいえ、「自分の出来る事に集中する」ポリシーは、いつどこででもApplicableだな、と思います。
本社がこう言っている
外資系で生き残るTipsを昨日に続いて披露します。
今日は浪花節的な日本のお客様を説得する場合です。
ここでは、自分が考えたアイデアでも「ドイツ(前職の場合は英国、前々職の場合は米国)本社がこう言っている」と言い切ります。
僕の給料の原資は、お客様が支払って下さる商品・サービスの対価です。
その一方で、僕の生殺権を握っているのは海外本社のボスです。
“Cultural Buffer“の僕は、時に日本の顧客の肩を持ち、また時には海外本社の指示命令の代弁者になります。このバランスをいかに取るか、が醍醐味であり恐怖でもある(誤ると首を切られる)のですが、何とか60歳を迎えるまでわずか?二度の首切りで切り抜けた僕は幸せ者でしょう。
お客様がこう言っている
僕の仕事はドイツ系化学企業の日本法人ひとり事業部長。
時にはドイツ本社・ボスの指令・無理難題を咀嚼して日本のお客様に頭を下げて丁寧に説明し納得していただき、
時には日本のお客様の浪花節的な要求をドイツ本社・ボスに理論武装して説明する、
いわば “Cultural Buffer“ です。
そんな僕が34年間外資系4社で生き永らえたテクニックをひとつご紹介します。
それは、自分で考えたアイデアをドイツ本社に説得する場合「お客様がこう言っている」事にしてしまう、という事です。
ドイツ本社に何かを提案すると、「それは誰が言っている?」とよく聞かれます。
「客のアイデア」だと言うと、「僕のアイデア」と言った場合より、提案が通る可能性が断然高まります。
誰が言ったか、を検証される事はほとんどありません。
ひとり事業部長だとこういう事が出来てしまいます。
もったいない人
昨晩は34年前新卒時同期で最初の会社に入社した友人と話をしたのですが、いろいろ思い出す事がありました。
別れ際、彼に僕が5年前に出版した本を差し上げたのですが、そこでなぜかふと思い出したのは「もったいない人」、いわば能力がありながらそれを十分発揮できていない・していない人です。
例えば…
僕が通訳兼ファシリテーターをした、顧客・自分・米国工場の三者電話会議。顧客の出席者は部長と実務担当部下の2名。この部下の方、とても有能です。むしろ部長は会議に出席してくれない方が事がスムーズに運ぶ印象。
米国工場からの英語の質問を、僕が日本語に通訳します。それに答えるのは、業務をあまり良くわかっていない部長。部下の方はあまり喋らない。課題を多く残して会議は終わりました。
二週間後、今度は顧客の出席者は部下のみ。驚いたのは、この方の英語はとても上手で僕より達者。通訳のために出席者僕の出番はなく、「俺は何のためにこの会議に出たのだろう」と思うほど。
この部下の方の卓越した英語運用能力とコミュニケーション力は、上司の前では決して発揮されません。とてももったいないです。
15年くらい前の話ですが、この部下の方は今どうしているのだろうなぁ、とふと思い出しました。
雪辱の機会を奪われた
昨年2024年8月、第1回道南ものがたりジャーニーランを走りました。
210kmを完走できず162kmでリタイアしたのですが…
先日クマが新聞配達の人を殺した福島町がコースでした。
今年の第2回は中止されるようです。当然ですが。
もう二度と開催されないかも、210km雪辱の機会を奪われた。ちくしょう。
心構え - CEOに対するプレゼン
来月8月、初めてCEOに対するプレゼンの機会がありそうです。
こんな時は、以前同様の機会で培った経験が生きる。
僕が悩んで考えて行き着いた結論と感想です。
- プレゼン・スピーチはやっぱり場数を踏んでナンボ。間もなく3年になるトーストマスターズで積んだ経験は、昨日のために続けていたようなもの。一目見てわかるビジュアルエイドの作り方、声の出し方、ボディランゲージ、アイコンタクト、相槌の打ち方、など学びの集大成。おかげで自信を持ってこなせた、まったく緊張せずに。
- CEOともなれば、ググるとスピーチの動画を見られる。繰り返し使っている言葉、着用しているスーツやネクタイから推察される好みなどを事前に研究。これはどこかで教わったノウハウ。
- シンプルな事前の心構えが大切。Smile, Positive and Confidence. 昨日はこれで行こうと一週前に決め、寝言で言いそうなほど何度も復唱。
- 想定質問を含め「これだけ準備した」自信が鎧になる。想定した質問は受けなかったが、余裕の源泉にはなった。
- いかなるプレゼン・スピーチも、結局対話。"You are absolutely right"と言われ、望外の良い気分に。CEOたる人は相槌の打ち方、プレゼンターの乗せ方も一流。
- マトリックス組織にありがちな複数のボスからの異なる指示は、目的を見極め熟慮して冷静に対処。判断に困ったら、階級上位者の指令を聞く。
- CEOとはいえ、相手も人間。決めていたのは、アイコンタクトを絶対にこちらから外さない事。
- 今の組織に入った最大の理由「皆プロフェッショナルである」を強く再認識できた。これが最大の収穫。
- 「すべてのプレゼン・スピーチの目的は相手を動かす事」僕の信念は履行されただろうか。これからも常に問い続けたい。
朝ごはん
このブログを読んで下さっているあなた、朝ごはんは食べますか。何を食べますか。
僕はがっつりいただきます。自宅での朝ごはんは、納豆です。
納豆を糸が引くまでよく混ぜて、小葱は必ず入れます。
その日の気分で、これにかつお節、たまに卵黄が加わります。
以前試したけどやめたのは、マヨネーズ。
Fast(断食)をBreak(破る)するからか、一日の食事の中で一番おいしく感じます。
「朝食がおいしい」と言うと、「健康な証拠だね」とも良く言われます。
納豆って、安いですよね。3個パックが100円くらい。こんなに安くておいしくて栄養満点なのは素晴らしい、といつも思います。
欧米人に納豆の話をするのは好きです。
発酵させた大豆で独特の匂いがある、でも僕の元気の元。多くの日本人は好き、是非あなcたも試して欲しい。
こう紹介します。
本音と建前
「なぜ上司に本音を話さなければならないのか?」
数日前、ビジネスSNSのLinkdInでこんな投稿(叫び?)を目にしました。どうやら、日本企業で上司があまり好きでない人、上司に本音を話したくないようです。
僕は34年間の社会人生活で、いつも本音を話して過ごしました。相手が誰であっても同じです、上司、部下、顧客。
僕は、本音をあえて「言わない」事はあっても、建前は言わないです。なぜなら、建前は本音ではありませんから。若かりし頃は、言う必要のない本音を言って自分の立場を悪くした事がよくありました。これが二度にわたる退職勧奨の原因だったのかも知れません。
本音を言えない雰囲気の組織(会社・家庭などありとあらゆるところ)は崩壊します、継続しません。
今日も本音で生きよう、建前ではなく。
不思議です
世の中、ダイエットや英語など継続するのが難しく、三日坊主で挫折してしまう事って多いですよね。僕にとってはランニングがそれで、5月に糖尿病になって以来速く走ると目まいがする・脚がすぐ痙攣する、を言い訳に挫折しかかっていました。もう二度とフルマラソンは完走できないのではないか、と。
そんな中、昨日はラン友が栃木まで一緒に走りに来てくれました。日程は僕の発病前から決まっていたのでやめようかとも思ったのですが、決行して大正解。
ラン友は40kmを、僕は30kmをコンプリートできました。
30kmは、今の僕には絶対に一人では走れ切れない距離です。これが、人と話しながら一緒に走ると出来てしまう。本当に不思議です。
だからこそ、一人で走るのは精神力が鍛えらる、という蘊蓄も説得力があります。
ただ、人間やっぱり一人ではない。走った後お友達と温泉に入ってビールを飲みながら4時間くらい我が家で語らいました。あぁ、楽しかった。

